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Erst Hilfe (応急手当講習会)

ドイツでは、会社内に応急手当の講習を受けた人が存在しなくていはいけない義務があるそうです。

訓練修了書を入手していた同僚が今年退社してしまったので、なぜか私がこの講習を受けることになりました。

 

コースは全部で2日間!朝の9時から16時まで、みっちり訓練を行います。

 

ちなみに日本語では応急手当と言いますが、ドイツ語では“Erste Hilfe(英語にではfirst aid)という名がつけられています。

応急手当とは、あくまでも、負傷者や急病人を医師等に引き渡すまでの間に症状を悪化させないための一時的な措置。なので救急車を呼んで、救急車が来るまでの対処法について学びました。

 

1日目は2日間で学ぶことの説明から始まり、長い理論的な説明に加え、倒れている人+息がある人への対処法を実践。2日目は、心肺蘇生・脳疾患・心疾患・窒息・止血法・包帯法・熱傷・中毒・切断肢・交通外傷への対処法を学びました。

 

教室はコの字に椅子が並べられており、真ん中で実習ができるようになっていました。
P1130347.jpg

道に迷ったので、ぎりぎりに到着した私。外から教室を見ると、ガラの悪い男性ばかりが見えたので、しまった。。。と不安になりましたが、教室に入ってみると外から見えない方向に女性も沢山。無理やり女性人の中に席を確保

教室は満員御礼の20人。(うち女性は8人)。ほぼ全員が私と同じ理由で参加している会社員でした。

 

一応緊張していたのですが、登場したガタイの良い先生(女性)はとーっても気さく。というか、この人大丈夫なの?と思ってリまうほどフランク。

ズーピー(ズーパーのかなりくだけた可愛い版)を連発するほどです。

ちなみにドイツで“凄く良いは” Sehr gut (英語で言うvery good)。普通の先生はこの表現を使います。少しフランクな先生なら、砕けた表現“Super (ズーパー:英語でいうsuper good)を使うこともありますが、このもっと砕けた版は、同僚間でも聞いたことがありません。

 

他にも、“倒れている人がいたらまずは肩をさすって、大丈夫ですか?と聞くのよ”と彼女がお手本をみせてくれたのですが、彼女、まずは彼女の豊満な胸をさすって、“ここじゃないのよ~肩をさするのよ~”と。

男性講習生2人がチームになってみんなの前で練習をを行っている時も、一人の男の子が肩でなく、無意識に少し胸の位置をさすったら、先生すかさず“今胸さすった~?”と自分の胸をユサユサする始末。うぶな男の子は真っ赤になっていました。

 

更にこの超きさくな先生、とってもがさつ。

包帯を巻く練習をする時は、梱包を歯で引き裂き、ゴミを床に投げ捨て、しかも足で後ろに蹴る始末。教室はいつのまにかゴミだらけで、見かねた生徒達でゴミを拾い集めました。

 

先生もさることながら、授業もわきあいあいと楽しかったです。

ただ質問好きなドイツ人は、授業の半分くらいが質問の時間に取られているんじゃないかと思うぐらい質問しまくっていました。

ちょっと考えれば分かるだろうと思ってしまうような質問も平気で先生に投げかけるドイツ人達。熱心なのか、自分をアピールしたくて質問しているのか良く分からない人もいました。

でも、皆予防医学や応急処置の知識がとても豊富で、よく知っているなぁと思わせる人も沢山。

ドイツ人は病院好き+お薬好きな日本人と違い、まずは自分で身を守る意識が強いので、一般知識のレベルが高いのかもしれません。

それに、こんな講習を受けなきゃいけない義務なんて、日本ではないのでは?

 

さて、予想していた通り、ありました人工呼吸訓練。今回の実習のハイライトです

 

人工呼吸前に、みんなに配られたのはこれ↓

 P1130348.jpg

一人一個マスクが配られます。

 

自分の番が回ってきたら、これを人形に上手く装着して、いよいよ人工呼吸
Copy of P1130354

意識の確認、救急車の手配をした後、30回、胸の中央を全身を掛けて押します。そして空気を肺に吹き込むを救急車が来るまで繰り返します。

これ、とってもしんどい。練習では、一人3サイクルがノルマでしたが、疲れました。

ちなみに、ネットで調べたところ、救急車の平均到着時間は、日本は6分、ドイツは10分。日本の方が恵まれた環境ですが、日本の病院外心停止の1年後生存率は5%。ドイツでは40%だそうです。基礎知識と自分で自分や人を守る意識の違いの差ですよね。

 

隣に座っていた女性(カーチャ)さんに頼んで人工呼吸練習中の写真を撮ってもらいました

(先生に写真撮っていいですか?と聞いたら、撮られる人の承諾を撮りなさいと言われたので、自分の写真を撮ることにしました)
Copy of P1130353

カーチャさん、とっても良い人で、人工呼吸中の私をいろんな角度から撮ってくれていました。
                  .

さて、授業も後半になると、先生、みんなの質問の多さに苛立っているよう。

人工呼吸について、動物の場合も同じなのかという中年女性の質問に、“知らない”と、はっきり冷たく返事

動物も人間も構造は同じでしょ“と、それでも食いつく彼女に対して、知らないものは知らないと跳ねつける先生。

それなら赤ちゃんは?とまだ食いつく彼女に、赤ちゃん用の講座があるから、お金を払ってそこで学んでと。

このやりとり、言葉が結構きつかったので、喧嘩してんの?と一瞬ワクワクしてしまいましたが、この質問が過ぎると元通り。さすがドイツ人。こんな部分には未だに慣れません。
                     .

他にも、なぜか授業が終了したら、みんなでピザを頼もうよと、意見が一致し、盛り上がっている生徒に、先生冷たく“他でやって”と。

くだらない質問には、“授業が終わってからみんなで勝手に話し合って“だそう。

 

がさつで、超フランクで、少し冷たい先生でしたが、それでも丁寧に説明してくれたし、学んでおくべき大事な基礎知識を得ることができたので、とっても有意義な2日間となりました

 

最後に、先生と私が写った写真。↓

Copy of Copy of P1130359  

↑写真は~?と先生が促すのでまたカーチャさんに撮ってもらいました
               .
包帯巻かれたい人~“と言われて、手を挙げる人がおらず、なぜか私が巻かれ役になることに

一箇所だけかと思いきや、全身包帯だらけ

目にも包帯を巻かれ、何も見えない私に、“これからみんなでカフェに行くからあなたは置いてけぼりよ~”と、かなり遊ばれてしまいました。

                     .
↓講習会終了後にもらった本とボールペン、授業で使用した救急セット達
P1130362.jpg

包帯は、モデルになってしまったのであまり練習できなかったけれど、基礎知識はばっちり身につけましたよ

いざという時に役に立てるよう、忘れないようにしないと。
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私も行って来るよ~

わ~、偶然v-14
私も来月、同じ研修受けて来るよぉ~。 
うちの会社は、今年から応急手当の担当者を1人増やさないといけないの(社員数が増えちゃったので)。
それにしても、写真撮ってもらったの、エライね~!
先週行った研修では、私もお料理とか隠し撮りしちゃった。。けど、授業中は撮れなかったよぉ。
来月行くのに、大変参考になりました♪

Re: 私も行って来るよ~

本当、偶然だねv-354びっくり。
この講習会、とってもためになったし面白かったよ☆
ちなみに私は中央駅近くの教室に通ったよ。
同じ所だったら、先生すっごい気さくだからばんばん写真とれちゃう雰囲気だよ☆
講習会頑張ってね~
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